Skip to main content

半藤一利の『昭和史』:メモ

1 min 21 words

メモ

  • とにかく、陸軍に対して政権が弱いのが気になる。天皇はそれでも影響力を持っているようだが、肝心の内閣がまったく頼りにならないように読める。
  • 五一五事件の国民の反応は不可思議な部分がある。なぜそこまで政権に対する鬱憤がたまっていたのだろう。経済的な不満?
  • 統制が全く取れていない軍隊。もはや軍隊の体を成しておらず、盧溝橋事件、南京事件の顛末を読んでいると野盗すれすれのようにも読める。
  • それにしても、なぜここまで個人の暴走が防げていないのかは不思議だ。この時代の日本の、特に軍事組織ともなれば徹底した体育会気質かとも思うが、体育会的な組織というのは「先輩の言うことは絶対」ではないのだろうか。
  • 日本が三国同盟の批准を決定した同日にドイツがロンドン空爆で敗退したというのは歴史の皮肉である。
  • 「理想のために国を滅ぼしてはならない」。よく言ったものだ。
  • 「最大の危機において、日本人は抽象的な観念論を非常に好み、具体的な理性的な方法論を検討しようとしない(中略)自分にとって望ましい目標をまず設定し、実に上手な作文で空中楼閣を描くのが得意なんですね。」
    • 確証バイアス。これは本質的には、日本人の特徴というよりは多様性を欠き、反対論を述べる人がいない、あるいはそうした人を抑圧する組織の特徴なのではと思う。
  • 「日本型のタコツボ社会における小集団主義の弊害」
    • これこそが、日本の多くの組織における本質的な欠陥なのではないだろうか。